think about the future of food - 大阪市で労使、飲食、M&Aに関する相談は「findaway法律事務所」へ

 

みなさま こんにんちは。 HACCPコーディネーターの石田です。

 

新型コロナウィルスの感染拡大がとどまらない中、多方面に多大な影響を受けておられる方が多いのではないでしょうか。
そんな中でも特に飲食店関係の方々への時短営業申請、酒類の提供時間の制限などで急遽ランチ営業を開始せざるを得ない状況も多く見られます。今まで行ってきたことと違うことをしなければならない状況にふわふわしてしまいがちですが、こんな状況だからこそ一番基本の一般衛生管理を見直していきませんか?

 

まずは従業員の健康管理です。

 

食材や調理器具、調理環境にいくら気を使っていても肝心の調理を行う人が保菌者であれば元も子もありません。
よく見られるのは、ランチで忙しいのに自分が休んだら迷惑だと多少の下痢なら出勤してしまう・・という場面です。調理担当者の手指を介して食中毒が発生する危険性があるということを従業員に教育することがとても大事です。また出勤時に体調管理チェックを行うようにしたり、下痢など消化器系の症状や熱がある場合は出勤前に店舗責任者に連絡をするなどルールを設けることも効果的です。

 

これは食中毒予防の3原則の「持ち込まない」にもあたります。新型コロナウィルスガイドラインにも毎日の体温測定、体調チェックが入っています。また発症したときのために行動を記録することも推奨されています。飲食店舗での一般衛生管理とコロナ感染予防対策は実はとても通ずるものがあるんですね。
記録するなんて面倒だ・・と私自身も思っていましたが、毎日のルーティンに加えてしまえば1秒ほどで達成されてしまいますので、前向きに取り入れていきたいですね。

 

 

では次回は手洗いの重要性について書きたいとおもいます。